本記事では、メタスピードエッジプラスが気になるランナーに、忖度なしの本音レビューをお送りします。
以下のようなランナーを対象に記事を書いています。
- メタスピードエッジプラスが気になる。
- レース用のシューズとして購入を検討している。
- スカイ・スカイプラス・ヴェイパーフライとの違いが知りたい。
- 案件ではなく、本音のレビューが知りたい。
本記事の信頼性
メタスピードエッジプラスを愛用してます
筆者はメタスピードエッジプラスを愛用中。今シーズンのレースシューズはエッジプラスに決めています。
また、スカイプラス、ヴェイパーフライなども使っているので、違いについてもご紹介します。
ラン歴20年超のサブ3ランナーです
ラン歴20年超のサブスリーランナーです。今までレース用・練習用、たくさんのランニングシューズを履きつぶしてきました。
本記事は、これまでのランニング経験をもとに執筆しております。(筆者ふくちゃんの詳細なプロフィールはこちら)
忖度なし!メタスピードエッジプラス レビュー
結論、
メタスピードエッジプラスは、
ハーフ〜フルなど、長い距離を走るなら最高のシューズ
です。
筆者は、これまで多くのレーシングシューズを履いてきました。
- ヴェイパーフライ(1・2)
- アルファフライ(1)
- メタスピードスカイ(アッパーが合わずに売却)
- メタスピードスカイプラス、など
この中で、短い距離を、思いきりスピード出して走るなら、ヴェイパーフライやアルファフライに軍配が上がります。
例えば、1,000mのタイムトライアルなら、ヴェイパーフライで走ると思います。
しかし、10km以上、ハーフやフルのレースなら、間違いなくメタスピードエッジを選択します。
実際に、2022年上尾シティハーフマラソンでも、これまでの自己ベストを更新することができました。
1時間21分09秒
(2016年 ランニング・ハイ!inばんぱく)
⇒1時間20分45秒
(2022年 上尾シティハーフ)
※上尾シティハーフはエッジプラスを着用
メタスピードエッジプラスは、
「長い距離を走るなら最高のシューズ」です。
その理由を以下より解説します。
メタスピードエッジプラスは、なぜ長い距離に最適なのか?
では、なぜメタスピードエッジプラスが「長い距離に適しているのか?」について解説します。
①小さな力で走れる
メタスピードエッジプラスは、小さな力で「トン、トン、トン、トン」と走ることができます。
多くの厚底レーシングシューズは、クッションが深く沈み、しっかり踏み込んで反発をもらいます。しっかり踏み込むため、大きな力が必要です。
特に、メタスピードスカイプラスやアルファフライなんかは、1歩1歩「よいしょ」と踏み込む必要があります
これは、レースの後半、結構つらくなってきます。
いちいち沈み込むのが面倒に感じてきます。
一方、メタスピードエッジプラスはソールの沈み込みが少なく、反発が速い。
アルファフライやスカイプラスのような爆発的な反発はないが、心地よく反発してきます。
最大スピードは、アルファフライやスカイプラスのほうが出るかもしれません。
しかし、ハーフやフルのペースであれば、エッジプラスのほうが明らかに小さな力で楽に走れます。
②走るリズムが取りやすい
メタスピードエッジプラスは、小気味よく「トン、トン、トン、トン」と反発するので、とてもリズムが取りやすいシューズです。
ハーフ・フルのように長い距離を走るときは、余計な力を入れずに、リズムをとって無心で進んでいく必要があります。
エッジプラスは素直に素早く反発を返してくれるので、ストレスなく、リズムをとって走ることができます。
脱力して、「トン、トン、トン、トン」と距離を進め、終盤までしっかりと余力を残して走ることが可能です。
逆に、スカイプラスやアルファフライは、「よいしょっ、よいしょっ」と1歩1歩踏み込んでいく必要があります。
リズムを刻んで軽快に走るというより、1歩1歩、力強く走るイメージです。
ハーフやフルのような長い距離を走るとき、1歩1歩に力を使っていては力が持ちません。
エッジプラスは、トン、トン、トン、トンと、リズムに乗って長い距離を淡々と進むことが可能です。
③長時間履いていてもストレスが少ない
「プラス」になってアッパーが改良されました。
伸縮性があり、足にしっかりフィットします。
これにより、長時間履いていても、ストレスなく走り続けることができるようになりました。
初代「スカイ」「エッジ」は、エンジニアードメッシュというアッパー素材を使用していました。
このアッパーは「網戸」のように硬い素材です・・・。
足型が合わないと指が当たってしまい、数キロ走ると指が擦れて痛みがでてしまいます。
私は、初代メタスピードスカイも愛用していました。
初代メタスピードスカイは非常にすばらしいシューズです。私の5,000mの自己ベストは初代スカイで出してます。
初代スカイは「パンッ、パンッ、パンッ」という独特の反発で、接地時間短く、速く走れるシューズです。ヴェイパーフライほど沈み込まずに、すぐに反発してくるので、とても走りやすい。
しかし、なんせアッパーの素材が硬く伸縮性がないので、短い距離で足が痛くなってしまいます。
今回のメタスピードエッジプラス・スカイプラスは、アッパーの素材が伸縮性のあるものに変更されているので、長時間走っても足が痛くなるということがありません。
以上の3点が、メタスピードエッジプラスが長い距離を走るのに最適である理由です。
迷っているかたは、忖度ぬきに「買い」です。
- ソールの沈み込みが少なく、反発が速い。小さな力で進める。
- トン、トン、トン、トンと、走りにリズムが出る。
- アッパーのフィット感が秀逸。長い時間走ってもストレスがない。
メタスピードエッジプラス 実走レビュー①
実際にメタスピードエッジプラスを履いて、ハーフマラソンを走ってみました。
タイムとしては1時間23分00秒で、平均3:56/kmという結果です。
下図はガーミンの「ピッチ」と「ラップペース」のグラフです。
前半5kmから徐々にペースをあげていきました。
序盤は180spmを下回るピッチでしたが、5km以降ペースを上げると、190spmくらいまでピッチが上がっています。
メタスピードエッジプラスは、体の力を抜いて、リズムにのっていくと、自然とピッチが上がります。本当に小さな力でスピードが出ます。
ヴェイパーなど、他のシューズと比べ、最大スピードは劣ります。
ただ、ハーフやフルのペースであれば、同じスピードを出すにしても、ヴェイパーなどの他のシューズよりも楽に走ることができるイメージです。
メタスピードエッジプラス 実走レビュー②
メタスピードエッジプラスでもう1レース、ハーフを実際に走ってみました。
結果としては、6年前の自己ベストを20秒ほど縮めることができました!
メタスピードエッジプラスは、他の厚底カーボンと比べて、沈み込みが少ないので小さな力で進みます。
今回、キロ3:48ペースでしたが、このペースであれば、スカイプラスやヴェイパーフライなどと比べて、楽に、力を加えずに走ることができます。
フルマラソンのペースになれば、なおさらその優位性は高まると考えられます。
今シーズンのフルマラソンでは、間違いなくエッジプラスを選択します。
サイズ感・ワイズ
普段のサイズでOKです。
レーシングシューズなので、ジャストサイズで選びましょう。
ワイズは「2E」です。
ただ、メタスピードシリーズは、通常の2Eよりもせまく感じられます。
ですが、前述のとおり、アッパーに伸縮性があり、フィット感が素晴らしいシューズです。
ジャストサイズでも、横幅が気になるということもありません。
ちなみに筆者の他のシューズのサイズは下記のとおりです。
- ヴェイパーフライ2・・・25.0cm(ジャスト)
- アルファフライ・・・25.0cm(ジャスト)
- メタスピードスカイ・・・25.0cm(きつい)
- メタスピードスカイプラス・・・25.0cm(すこしきつい)
- ペガサス39・・・25.0cm(ジャスト)
- マジックスピード2・・・25.0cm/ワイド(ジャスト)
ワイドはあるか?
メタスピードシリーズに、ワイドはありません。
ただ、アッパーに伸縮性がありますので、足幅が広いかたでもフィットすると思います。
どうしてもキツイというかたは、ワンサイズ上げるか、マジックスピード2ならワイドがあるので、そちらも良いかもしれません。
マジックスピード2はどちらかというとメタスピードスカイ(スカイプラスではない)に近い履き着心地です。
走力のレベル
メタスピードエッジプラスは、サブ3、サブ3.5、サブ4まで、幅広いランナーが使えると思います。
なぜなら、先述のように沈み込みが少ないので、誰でも使いやすいシューズとなっているからです。
力を抜いて、エッジプラスの小気味よい反発に身を委ねて走りましょう。
選び方のアドバイス
現行のメタスピードシリーズは3品あります。
そのすべてを履いてきた筆者による選び方のアドバイスです。
◆メタスピードスカイプラス
しっかり踏み込んで「バイーン、バイーン」と1歩1歩頑張って走るシューズ。
最大スピードは、一番出せる。
サブ3レベルでも、使うなら5,000mまでの短い距離が妥当。
◆メタスピードエッジプラス
軽く踏み込んで「トン、トン、トン、トン」とリズムで走るシューズ。
短い距離もいいが、特に10km・ハーフ・フルにオススメ。
ハーフ・フルのペースなら、どのシューズよりも楽に走ることができる。
◆メタスピードスカイ(初代)
その中間で「パンッ、パンッ、パンッ」といく反発するシューズ。
短い距離も長い距離もオールマイティに対応。
足型が合う、硬いアッパーさえ気にならなければ、非常にオススメ。
お得な購入方法
結論としては、楽天などのネット通販で、クーポン+ポイントを獲得して購入するのが得です。
お店で購入すると、定価販売で、お店によって少しポイントが付く程度です。
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